CLEALINK TECHNOLOGY 株式会社クレアリンクテクノロジー
システム開発
サポート

「RAPICOM」 プレスリリース

プレスリリース
2009年11月16日

ソフトウェアによるIP通信高速・安定化技術を開発

分野キーワード:科学技術・情報通信技術・通信技術・通信機器・高速通信

当社は、IPパケット通信ネットワークの広帯域化に伴い、帯域幅に対して遅延やパケットのロスにより性能劣化が生じる長距離、大陸間、無線による通信等において、通信性能を飛躍的に改善する通信ソフトウェア基盤技術の開発に成功しました。従来技術とは異なる独自に開発した通信高速・安定化手法を採用することで、現行の回線をそのまま使用し、主力海外製品と比較して、約3~12倍の性能向上、および、通信のロス率が従来限界値の約5倍でも安定動作を維持し、本技術を組み込んだ機器は、機器容積の大幅な小型化、省電力化、大規模な記録装置の排除による低コスト化を実現するソフトウェア技術の開発に成功しました。また、従来技術では困難であった次のような分野への適用が期待できます。

  • 映画配給、業務用高画質映像・画像のロス、遅延のない伝送を実現
  • ネットワーク監視カメラの高画質化による犯罪抑止、証拠能力の向上
  • テレビ会議システムなどの音声の途切れや画像の乱れの低減と臨場感の向上
  • 救急医療・遠隔地への災害時対策情報基盤の衛星・無線・光ファイバーなど複数経路を1つの回線にみせかけ安定・高速通信網を確立
  • 災害発生時のバックアップ拠点へのデータ待避などの時間短縮(1/3から1/10程度)
  • 企業活動などにおけるソフトウェア、ハードウェア資産のサービス利用のためのインフラ(クラウドコンピューティング環境の高レスポンス利用)

技術概要

本技術は、従来技術では回線帯域によらず必要な性能が得られないなどの通信上の課題を解決し、長距離通信やパケットロスが多い環境等において、通信性能の高速化と安定化を実現する汎用的な組込型ソフトウェア技術です。当社が独自に開発した通信エンジン(高速通信制御を行うための組込型ソフトウェア技術)によって、これまで大型化していた通信機器を小型・軽量化・省電力化を実現可能とします。本技術をテレビ会議、ネットワーク監視カメラなどに適用することで映像の高画質化、高性能化に必要な通信帯域を安定して確保できるようになり、音飛び、途切れ、画像の乱れが低減できます。また、本技術は効率的なICT推進、ソフトウェアやハードウェアをインターネット上のサービスとして享受できる次世代のコンピュータとネットワークのインフラであるクラウドコンピューティングの推進に打開策を提示する画期的な技術であり、一般的なインターネットのデータ通信において非圧縮設定時、最大約12倍、国内専用線の場合で約3倍の通信高速化を記録し、これは現存の主力米国製品の高速化効率の3~12倍以上に相当する性能改善です。さらに圧縮設定時には、最大120倍程度の高速化も期待できます。

本技術は、従来の高速化手法で用いられていた、TCP通信方式の細工や各通信機器で過去に発生した通信を記憶しておき、再度同様のデータが流れる場合にそれを再利用するのではなく、独自に開発したセッション多重方式を採用し、従来程度の通信到達補償を維持したまま1つの通信を複数の仮想回線に分割し、通信中の通信パケットの間隔を極端に短くし、複数の仮想回線の制御を確率的手法によって同調制御することで、時々刻々と変化する通信状態に最適にフィットする高精度な通信制御を実現します。映像、音声、大容量のデータバックアップなど従来方式では性能改善ができない通信や、データ圧縮効果が期待できない高圧縮映像などにも有効に作用する高速化手法です。

また、本方式は、無線通信や大陸間通信など伝送損失の著しい環境においても従来比の約5倍(パケットが損失しても接続を維持できる限界量の従来比)に相当する安定性を確保し、通信過疎地域や通信途上地域の通信品質の安定化にも寄与します。

※各数値データは、当社、および、その他機関にて比較実験を行った測定データに基づく

当社は、本成果を広い範囲で検証すべく2009年12月上旬より約3ヶ月にわたり実証実験を行い、その成果をもって、製品実用化を目指す予定です。

技術仕様の抜粋

■ 通信性能 通常比 3倍(国内)~12倍(海外)(実測値・圧縮機能使用しない場合)データ圧縮時、最大120倍程度(データ種別依存)
■ 通信安定性 従来比 5倍(損失許容量が従来5%が25%まで拡大)
■ 機器容積  従来比 最小で1/20~1/30程度(大容量の記録装置や大型のファンが不要となり、小型プロセッサで動作可能なため)
■ 消費電力 通常動作時 最小構成で10~20ワット程度(従来比1/10以下)

用語解説

圧縮:冗長なデジタルデータの類似部分を省略してデータ量を小さくする技術で、対象となるデータによって圧縮の効果は異なる。
パケット:IP通信、携帯電話などデジタル通信で使用される通信の単位

本件に関するお問い合わせ先

株式会社クレアリンクテクノロジー
ICTソリューション企画推進事業部 森若、奥野
電話 0774-98-3873(代) ファックス 0774-95-5190
e-mail: info@clealink.jp
URL: http://clealink.jp

RAPICOMについての詳細情報

会社概要

 

Copyright © 2005-2017 CLEALINK TECHNOLOGY Co.,Ltd. ALL Rights Reserved.

プライバシーポリシー
お問い合わせ
サイトマップ
CLEALINK TECHNOLOGY