X-CORE Message Server
X-CORE Message Serverは、流通ビジネスアプリケーションデベロッパーへ向けて、TCP/IPベースの次世代EDIプラットホームをより簡単に開発するための、EDIメッセージング手順をサーバソフトウェア、および、ソフトウェアライブラリとして提供するものです。
次世代EDIへの機能シフト
ビジネスアプリケーションをご検討の企業様へ
- 自社パッケージの提供や多数のクライアント配布に対して、既存パッケージのライセンスや価格体系が適当でない
- ⇒ 柔軟なライセンス体系とアプリケーションへの直接実装が可能なX-CORE Message Serverをご検討ください。
- 複雑な通信コンポーネントを活用し他社相互接続性を高めたEDIアプリケーションを利用したいが、自社開発は難しい
- ⇒ EDI実装をお客さまのニーズに合った形でカスタマイズしてご提供することが可能です。
- 他社ソフトウェアを検討したが、伝送データサイズの制約やプラットホームの制約などが適合しない
-
⇒ GB(ギガバイト)オーダーまで対応し、100%自社開発の特徴を活かして、お客さまの目的のプラットホームへの対応が可能です。
DBMSの変更や、ビジネスロジックとのインターフェースの改良、アプリケーションに合わせた最適化など、ご相談ください。
対応プロトコル
OASIS ebMS2.0/3.0
ebXML Message Service (ebMS) は、ebXMLの仕様のひとつで、企業間の電子商取引でやりとりするメッセージをインターネットを通じて安全かつ正確に伝送するためのトランスポート仕様です。
EDIINT AS2 1.0/1.1
EDIINTはIETF(Internet Engineering Task Force)のApplication Areaのワーキンググループ、EDIINT(Electronic Data Interchange-Internet Integration)で策定された企業間通信のための通信プロトコルです。
SORP-RPC JX/JX2007
SORP-RPC JX/JX2007は、国際標準で定められている通信プロトコル(SOAP-RPC)を使用した、日本国内で規約化された日本独自の電子商取引通信手順です。
X-CORE Message Serverの特徴
- Pure Javaによるオープン仕様と柔軟なライセンス体系
- 暗号輸出規制対応コードの利用により、クライアントなどを海外で利用することも可能
- バイナリライセンスの他、ソースコードライセンスの提供が可能
- (貴社ビジネスモデルに合わせたライセンス契約を実現し、自社パッケージソフト開発にも安心して利用頂けます。)
- 国内自社開発により柔軟なサポート、対応を実現
- (基本開発ライセンスを契約主体とする、実装のためのサポート契約などを包括的にご提供することが可能で、貴社のEDIアプリケーション開発を強力にバックアップします。)
- ebMS / AS2 / JX のサポートする実用上の多くの機能に対応
- VAN事業者向けの拡張機能も充実し、管理・設定・セキュリティ対応実装も十分なものを一揃え
- マルチプラットホーム対応
- ビジネスロジック側との連携インタフェースを利用した既存ソフトウェアへの組込利用が可能
技術的アドバンテージ
- Javaクラスライブラリによる提供
- すべてJavaによる実装で、特別な開発環境やJavaプログラミング以外の知識不要
- 暗号輸出規制対応コードを使⽤ (※1)
- データベース依存コードを独⽴化し、任意のDB実装への変更に対応(ソースコードのディスクロージャーライセンスによってお客様にて実装することも可能)
- 内部仕様、データベース等の仕様をすべて公開
- マルチ証明書対応(VANサービス向け)
- HTTP Proxy対応
- ※1 暗号ライブラリは、米国商務省産業安全保障局が所管するEAR(EtAdiittiRlti)輸出管理規則に該当しない、輸出暗号ライブラリは、米国商務省産業安全保障局が所管するEAR(Export Administration Regulations)輸出管理規則に該当しない、輸出可能なライブラリを採用しており、諸外国での利用(各国の商用暗号条例等の法的規則については、現地での個別確認を実施してください)、および、弊社から⽇本国外への輸出のためのパラメータシート等を提出することも可能です。
他社又は従来品との比較
他社製品 | 本サーバ・ライブラリ |
100MB程度などファイル制約がある | 1GB以上のファイルサイズに対応(2GB程度までは実用実績あり) ⇒ SOAPなどのXMLの解析機構を独自実装 |
1システムで複数の接続先に接続できない | 制限がなく論理的に設定可能な範囲まで対応 ⇒ 電⼦証明書の取扱が柔軟で、接続先毎に異なる検証⽅法を設定可 |
規格外・規格違反・曖昧部分の接続でトラブル | 任意に調整(ERROR/WARNING) ⇒ 接続障害は想定内であり解析から修正まで迅速に対応/スイッチ化 |
バックエンドシステムとの連携方法が限定される | インターフェイスのカスタマイズが可能 ⇒ 通信処理とインタフェイス処理を別モジュールにて提供 |
任意のデータベースが使用できない | データベースを選択可能 ⇒ ⾮対応RDBMSへの移植も可能 |
提供元のバージョンアップやパッケージソフトのライフサイクルに依存してしまう | ソースコードを含むライセンス提供も可能で、貴社のビジネス形態に合わせた対応が可能 |
仕様
● 対応プラットホーム
Windows 2008 R2 Server(標準サポート) |
RedHat Linux, Cent OS(標準サポート) |
IBM AIXや他OSなどでの動作実績もございますので、個別にご相談ください |
JAVA |
JDK 1.6 |
JRE 6 |
Application Server |
Tomcat 6 |
WebSphere Application Server |
DBMS |
PostgreSQL 8 を標準で提供 |
DB 2, Oracle など個別対応可能 |
ご提供内容
- X-CORE Message Server モジュール
- X-CORE Message Server ライブラリ
- 定期間テクニカルサポート
- ソースコード(ソースコードライセンスのご契約の場合)
- データベースを含む各種ドキュメント
価格
個別にお見積もり、ご相談お請けいたします。
ご提供条件
本内容は、貴社のビジネスに関わる情報を弊社が知る立場になることもあり、また、弊社の開発機密事項を貴社へご提供させていただくことを前提とする内容となります。
原則として、これらの内容に抵触するご相談をお請けする場合は、NDA(機密保持)契約の締結を前提とさせて頂きます。
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